TIM WENDELBOE | HOW I USE MY IKAWA SAMPLE ROASTER

スペシャルティコーヒー業界で名を馳せるTim WendelboeがなぜIKAWAユーザーになったのか、
また、どのように適切なローストプロファイルを選んでいるのかについて語ってくれました。

“ノルウェーのオスロにあるTim Wendelboeという名のカフェを経営する、Tim Wendelboeです。

私の主な仕事は会社の経営ですが、その他の主な仕事としてコーヒーの購入から焙煎、サーブするまでのクオリティコントロールにも関わっています。 毎週、チームでクオリティクオリティコントロールを行いますが、社内で生豆の買い付けをするのは私だけなので、 現地まで赴き、生産者の方々と仕事をすることがよくあります。

最近のプロジェクトでは、従来の化学的なものを利用した方法に反し、 自然の恵みを利用したより良い環境でコーヒーを育てられるよう、コロンビアに自らの専用ファームを買いました。 ファームの名前は「Finca el Suelo」といい、「土壌の農園」という意味です。 正直、今の所、成功と呼べるにはまだまだ課題は多いです。 また、私は年に一度のNordic Roaster Forumにも携わっており、おもしろい講義をしてくる人を探したり、イベント内でのプログラムに取り組んだりしています。

ウィーンで開かれたWorld of Coffee 2012で始めてIKAWAを見て興味を持ちました。自身の焙煎所でプロトタイプをテストさせてもらいましたが、正直当時はブレもあり、それほどいい印象ではなく、 いくつかのフィードバックとともにマシンを返した後、そのことについては忘れかけていました。

そしてその後、2015年になり、IKAWAの技術が向上し市場に出回っていることをうわさで聞きつけ、もう一度テストさせてもらえないかたずねたところ、手元に届いたのは以前とは全く違う製品のようでした。 これなら同じ豆を同じプロファイルで何度でも、ブレなく焙煎を行うことができると感じ、IKAWAサンプルロースターを使用していくことを決意し、今では私のラボで唯一のサンプルロースターとなっています。 今の所、私が試したサンプルロースターの中で、IKAWAは唯一ブレなく再現性の高いものだと言えます。

私は農家の方々と実験をたくさんします。例えば乾燥方法や品種、その他工程による違いなどです。 一杯のコーヒーにしたときの味の違いが確実にわかるよう、各実験ではコーヒーは全く同じ方法で焙煎しブリューイングしなくてはなりません そうでなければ、結果に影響出る可能性あるからです。

IKAWAに出会うまで、焙煎の均等性をコントロールするのは最も難しい部分でしたが、今なら自分の部屋で夕食を作っている間に焙煎しても、ブレのない焙煎をすることができます。 焙煎したいときにロースターにつきっきりになる必要がなく、何度でも繰り返すこともできるのです。"

“焙煎に興味のある人は誰でもIKAWAサンプルロースターを使用することで得すると思いますよ。ロースターや生豆バイヤーにもいいと思います。 コーヒー豆のポテンシャルを見るとき、少量のサンプルローストをするのにいいですからね。また、本番の大きなロースターで焙煎するときの クオリティコントロールの基準としても使用できます。

私が購入するコーヒーは、購入の有無に関わらず最終評価をする前に全てIKAWAで焙煎しています。コーヒーのポテンシャルを見るための実験にもそのプロファイルを使用し、農園で確認もします。 また、私の店のバリスタ達にローストプロセスを説明するためにも使用していますが、視覚的にプロファイルを確認できるのでとても使いやすいです。

焙煎しているコーヒーについて、不確かなことがあるときはいつも使用する基本プロファイルを私は用意しています。正直、あまり風変わりなプロファイルをいじりまわるようなことはしません。 私にとって良いサンプルローストとは、深煎りせず、焦げた味のない、本来の味が発揮されたものです。シンプルで、いろいろな種類のコーヒーに通用するこのプロファイルが好きなのです。50gのサンプルロースト用に作成しました。"